FFXIのキャラですすめる小説


by ryo0610hi
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風の教えるままに ~ バス編 4 ~

『ふ・・フェイちゃんが、さらわれましたっっっっっ』
グッキーからもたらされた言葉は、サンドリア第13騎士団のメンバーに強い衝撃を与えた。




「ちょっ・・。それ本当なの?」
珍しく騎士団控え室で溜まった書類を必死に処理していたアイーシャが、慌てた風に聞き返した。
『ヒューム族の成年に抱きかかえられて、テレポ移動してしまいました』
アイーシャがパールの通信とはまた違ったボタンを押すと、目の前にパールを所持している団員達の居場所が表示される。
「あれ・・フェイちゃんは・・パールつけてないの?」
『いや、つけていたはずですが・・・』
表示されないフェイリーの名前に、つけていないのではとアイーシャは言ったが、ライゼルは装備していたという。
『あーー・・その件なのですが・・・』
カイルが申し訳なさそうに言葉を挟んだ。
『ここのテーブルの下に・・パールが一個・・・』
落ちていると、伝えた。
「ちょっっっっっ! これは・・・・!」
面倒なことになったと、アイーシャは立ち上がった・・が、直ぐに座りなおした。
「だ・団長。私は真面目に仕事しています。はい。」
団長にぎろりとにらまれ、仕方なく書類に目を戻したアイーシャだった。
「カイル」
黙ってやり取りを聞いていた団長が口を開いた。
『はい』
「そこに、メビウスもいるね?」
『うは・・なんでばれてる(笑)』
団長の額にひとつ青筋が立ったのをアイーシャは見ていた。
「カイルとバストゥーク近辺に滞在しているメビウス第4小隊隊員。及び、グッキー・ライゼルに命じる」
『はっ』
「直ちに、バストゥーク近辺の各フィールドに赴き捜索に当たれ。ターリ! 聞いているか?」
『オイラの出番か!』
直ぐに返事が返ってくる。
「うむ。コロロカにいるようだね。すまないがそこからパルブロ鉱山方面へ直ちに向かい、ダンジョン内捜査に当たってくれ」
『了解ー。向かいま』
「以上。全員一時間ごとに報告をアイーシャに入れるように。」
『了解!』
指示を終えて、団長はふぅ。と、小さくため息をついた。
「お見事」
軽く手をたたいてアイーシャは団長に微笑んで見せた。
「クリエル! スラグ!」
アイーシャのそれをまるっと無視して、扉に向かって団長は怒鳴った。
「うぉっ! はいっ!」
扉の向こうから、スラグとクリエルが慌てて部屋の中に入り、敬礼してみせる。
「かなり暇そうだな。いいだろう。直ちに捜索に加われ。但し、相手はテレポしたということだ。ラテーヌより捜索をしていけ」
「『かなり』に力をいれていわになくても・・・」
スラグがぼやくと、もうひとつ団長の額に青筋が増えたのをアイーシャだけが知っている。
「返事!」
「アイ・マム! スラグ・クリエル両名、直ちに捜索に加わり早急なる事件の解決に努めます」
スラグとクリエル両名は復唱し敬礼をして、二人は大急ぎで部屋を後にした。
「団長・・・・怖いよ」
アイーシャが告げると、団長はふふふと低い笑いを漏らした。
「ふふふ・・・戦闘報告書類の滞りを指摘され、あげくに嫌味をどっぷりと聞かされ、『これだから、若い娘は』を、何度も何度もあのくそじじぃ・・・・・」
「あ、えと。。。。書類は、マジ悪かった。ごめん」
「あげくに酔っ払って、新人は行方不明・・・・ふっ・・ふふふふ」
「こわいよう こわいよぅ・・・」
「直ぐに見つけなかったら、捜索に携わった全員とアイーシャ・・・お し お き  はーと♪
さーーっと青ざめたアイーシャが真剣に書類処理に取り掛かったのは言うまでも無い。
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by ryo0610hi | 2008-05-14 11:28 | バス編