FFXIのキャラですすめる小説


by ryo0610hi
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 巨大な黒雲が、ヤグードたちの群れを抜けようと必死になっていたフェイリーたちの眼前に、突然現れた。
「グッキー! そこからはなれろっ! 」
 クリエルの声と同時に、黒雲の中からヤグード数体が出現し、グッキーへスタンの魔法を掛けたかと思うとフェイリーをつかみ上げ黒雲の中へと戻っていった。
「フェイっ!!」
 スタンの魔法が解けると同時に、グッキーはためらいもなく黒雲の中へと後を追い飛び込む。ライゼルもまた、その後に続いた。

「おいっ! グッキー!」
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by ryo0610hi | 2006-07-22 17:26 | ジュノ編
 タロンギ渓谷に風が吹いている。少し湿ったぬるい風だった。
「雨になりそうだね」
 空を見上げ黒い雲が速度を速めて流れている様を見て、グッキーは誰ともなくつぶやく。
「ふむ・・・・ちょっと歩きを早めるか・・・」
 その言葉に反応したクリエルが皆に向かって促すように言った。
「それがいいわね。ソロムグ入れば雨宿りできるところもあるし」
 ジェイトンは同意し歩みを速める。みなもそれに習って続いた。
「フェイちゃん。格闘の練習はソロムグに入ってからしようね」
 グッキーはにっこり笑ってフェイリーにいう。頷いて答え、遅れないようにフェイリーも皆の後を着いていった。
 フェイリーの肩が治ってから、連日ライゼルとクリエルの指導の元フェイリーは格闘の修行(?) をしていた。わずかではあったがここいらのモンスターにも攻撃が当たるまでに成長していたのだった。
 
 ウィンダスを出発してからすでに2週間がたっていた。旅なれないフェイリーの歩みに合わせてのんびりと進んでいく。
 フェイリーにとって、見るもの聞くもの初めてのものばかりで、一つ一つ丁寧に説明しながら進むためますます歩みは遅くなっていったのかも知れない。
「さあ、フェイちゃん。この先がもうソロムグ原野だよ。最初の一歩を皆で一緒にはいろっか?」
 にっこり笑って提案するグッキーに、フェイリーは嬉しそうに笑いながら元気に頷いた。
「まあ、ステキな提案。私も賛成!」
 ジェイトンがグッキーとは反対側のフェイリーの隣に立つ。
「いいね」
 クリエルも頷き、フェイリーとジェイトンの間に無理やり割り込んで立った。
「ちょっと・・・・なにするのよっ」
「背の順・・・・」
 しれっと答えて、にやりとジェイトンに笑って見せる。
「なんですってーーっっ!! 」
 たまらず声を上げるが、なるほどと変に納得したライゼルが素直にグッキーの立つ横に立ったものだから、ジェイトンは黙るしかなかった。
「あっはっはっは・・・・・」
 勝ち誇ったようにクリエルは笑い出し、釣られて皆も笑い出す。だだ一人悔しそうなジェイトンを除いては。
「さぁ、いくよ! 1.2.の3!!」



 ソロムグ原野に入ると少し塩の香りが混じった風が吹いていた。
「海があるの?」
 敏感にそれを感じたフェイリーが聞くと、グッキーは頷いてそうだよと答えた。
「少しだけ荒い海だけどすぐそばが海だよ」
「ウィンダスにも海があるけど、いろんな海があるんだね」
 穏やかなウィンダスの海の事を思い出しながら、フェイリーは頷いた。
「ふむ・・。だったら、雨がやんだら見にいってみるかい? もうすぐ天から雫が落ちてきそうだ」
 クリエルの言葉に嬉しそうに行きたいとフェイリーは答え、空を見上げた。
「雨の匂いもするね」
「お前は犬かよ・・・」
 鼻をひくひくさせているフェイリーにむかって、あきれたようにライゼルが言った。
「ウィンダスじゃみんなするもん! 」
「へーーーっ・・・」
「なによっ!」
 兄妹(?) 喧嘩になりそうな二人に、グッキーは苦笑いして、雨が本格的に降ってくる前にテントを張ろうと促した。
「「はーーい」」
 二人息の合った返事を返して、何かを言い合いながらテントを張れる場所を探しに向かう。そんな二人の様子に溜息をひとつついて、やれやれとグッキーは苦笑いをしたのだった。
「ママも大変ねー・・・・。てか、あの二人、なんだかんだと息が合ってるような気がするわ」
「クリエルさんとジェイトンさんみたいですよねー」
 グッキーが発したこの言葉に、クリエルとジェイトンは絶句し、呆然と二人顔を見合わせた。
「冗談だろ!」
「冗談じゃないわっ!」
 これまた、同時に叫んで、グッキーは『やっぱりそっくり』と苦笑いをするのだった。

 

壁が壊れ・・・
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by ryo0610hi | 2006-07-11 13:28 | ジュノ編