FFXIのキャラですすめる小説


by ryo0610hi
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風の教えるままに サンドリア編7.5

『みつけた・・・。とうとう・・・・。みつけたぞ!』




その声に引きづられて行くように、紋章の中へと吸い込まれたフェイリーたちは、それでも冷静に強化をかけ、MP回復の間に戦いの準備にとりかかった。
「重いとおもう装備は外せ。フェイちゃん。装備はどう? 重たいとかおもう?」
「全然おもわないです。いつもと同じみたい」
「ふむ・・。ということは、戦闘レベルが中級クラスの力かなるほど」
アイーシャが頷く。
「クリさん。君の武器はたしか」
「ああ、アレだ。先の失敗でこちらを用意したが、正解だったようだ」
黒く光る表面に凸凹が着く武器を見せて、クリエルは頷いた。
「くりさんはよし。ライゼル。君のは少し重そうだね」
「はい。けど つらいというほどではないです」
剣を持ち上げ答える。
「よし。なら行けそうだ」
微笑んで頷く。
「作戦に変更はない。いいね、ボスだけを狙え。雑魚にかまうな」
「了解!」
全員の返事に満足げに頷いて、アイーシャはフェイリーから預かった『お守り』を自分の首にかけた。
「これでよしっと・・さあ、いくよっ! ライゼルGO!」
アイーシャの声に全員が走り出す。


『ミツケタ・・我ノ魂・・・返セ・・・我ノ魂!』
部屋の中には三体のスケルトンがいた。一体は異様に大きいスケルトンで一見してボスだとわかる。
この中にはいってからずーっと同じ言葉を発するそいつは、おかしなことに一番に突進したライゼルに襲い掛かり、その『魂』と思われる物を持っているアイーシャには目もくれなかった。
「フェイリー。まえに教えたな! あの必殺技をいくぞ! 拳がぶっ壊れるまで殴れ!」
クリエルが叫ぶと、体の奥底に眠る力を引き出すべく全身に力を入れる。フェイリーもまたそれに習い力をためこみ、一気に放出しはじめた。
「フェイちゃん、いつのまにあんなに強くなったのっ」
必死に回復魔法をかけながらジェイトンが驚きの声を上げる。
「雑魚が沸き始めた!」
アイーシャの言葉に全員の緊張が走る。
「そのままボス続けろ! こっちを見るな!」
減っていくアイーシャの体力に、たまらずグッキーが援護する。
「僕も赤魔道士です。半分もちます!」
「ああ、たのんだ」
皆の体力が限界に近づいたとき、アイーシャがなにかに気づき合図を出す。
「まて・・なにかが・・なにかがくる!」
アイーシャが耳をそば立てる。そしてネックレスを首から外し、ひもの部分を持ってかざすようにして仲間のいるほうへと後ずさる。
その時である、突然ボスと雑魚たちの動きが止まり、崩れ落ちた。と、同時に
「くる!」
アイーシャが叫ぶと同時に空間から大きな両手が出現しそして、アイーシャの手から『お守り』ともう一方の手はためらうことなくフェイリーをつかみ消えていった。
「フェイリー!!!」

一瞬つかんだフェイリーの手がするりとライゼルの手から抜けて行った。その手をもう一度つかむ前にフェイリーと『お守り』を掴み取った手は空間の穴のなかへと消え、また何事もなかったように静けさだけが戻っていった。
「まて、グッキーもいない・・まさか・・」
残った彼らはその空間から外へと排出されたのだった。
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by ryo0610hi | 2012-02-06 12:15 | サンドリア編