FFXIのキャラですすめる小説


by ryo0610hi
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風の教えるままに ~サンドリア編 4 ~

「了解しました」
フェイリーたちが西ロンフォールにあるアウトポストで、見張りにいた兵士に挨拶を終えたころに、緊急通信がアイーシャよりはいった。





なにやら大きな事件が起こっているらしいということは、わけがわからないまでにもフェイリーも理解できた。
「私はここで先にもどるわ。グッキーちゃんとライ君はそのまま峠へ」
そう言って、ジェイトンはアウトポストからまっすぐに町へと戻っていった。
「フェイちゃん、感動のサンドリア到着はもうすこし先になりそうです。まずはここから東へ抜けてラングモント峠を抜けてボスディン氷河
へ向かいます。そこからフェ・インへの強行軍です。迷子にならないようにしっかりついて来て下さい」
「はいっ」
フェイリーの返事ににっこり微笑んで頷いて、目的の地めざして走り出したのだった。



ジェイトンがせサンドリアに到着すると、アウトポストテレポ前にアイーシャはすでにまっていた。
「白です。このままでいいのかしら?」
「うむ。準備時間は必要?」
「いいえ、すべてもっています。このまま飛べるわ」
装備を整えつつのジェイトンの言葉に、アイーシャはいいね! と答えて、フェ・インへと飛んだ。ジェイトンも置いていかないでよとぼやきつつ、後に続いたのである。

グッキーの走って峠入口に行くより、チョコボでいこう。の言葉で、サンドリアの中へ入ることになった。
高くそびえたつ石造りの城壁にある大きな門から中に入り、フェイリーの感動は置いておいて、ライゼルに至ってはフェイリーを抱え上げて迷子防止にしチョコボ宿舎に向かい、よく考えたらまだフェイリーの免許がなかったと気が付いたが、緊急ということで二人乗りを許可してもらい、急ぎ峠に向かったのであった。
峠入口でチョコボから降りると、フェイリーはどうも酔ったらしく青い顔押してしゃがみこんていた。
「ごめん、ごめん。急いでるからいろいろ気を回していられなかった。ふらふらしてるけどこのままいくぜ?」
「あ・・あい・・・」
それでも、ちょっと心配になったライゼルは、フェイリーに背を向けて、「ふらふらが治まるまでな・・」と、ぶっきらぼうな優しさをみせておぶさるように言った。
「フェイちゃん・そうしたらいいよ」
微笑みながらグッキーも頷く。
「うん。ありがと」
峠とはいうが、洞窟になっているここはモンスターがうようよといる危険な場所。だというか、グッキーは今の自分たちなら平気だと笑う。
ただし、迷子になりやすいんだと言った。
「あ。俺、ここの地図ないのでついていきます。グッキーさん。よろしくおねがいします」
「なんですとーっ」
やれやれとため息をついて、グッキーは苦笑いをする。
「おちついたらフェイちゃんと二人でとりに行くこと。いいね」
「「ぇー・・・」」
いやそうに言う二人にグッキーは笑うのだった。


「あらいやだ。吹雪で視界の悪いったら」
「そう? よくみえるけど」
アウトポストからボスディン氷河へ飛んだとたんに見舞われた悪天候、吹雪である。ジェイトンは右手で顔をかばいながら視界を確保していたが、
アシーシャの言葉に不審なものを感じて振り返った。
「アイーシャちゃん?」
「なんだい? ジェイ・・」
そこには、雪まみれのジェイトンとは対照的に、まったく雪のついていないアイーシャがいた。
「まさかと思うのだけど・・・私を盾にしていらっしゃる?」
「やだな・・・。そんなことするわけがないじゃない! そんなことより急ごう! みんなが危ない」
「ひどいわ ひどいわ・・うわぁぁん」
「あ、急に走るな! 背中がずれる!」
わざとジグザグに走り出すジェイトンに、ちっばれたかと舌打ちするアイーシャであった。


重たく感じる武器、いっそないほうがいいのではないかと思えるほど重い装備。
「まともに戦えるかね・・いっそ素手でどうかな」
ターリがぼやく。
「クリさんとカイルは戦えるでしょうが、私たちは危ないですよ」
「だよなぁ・・。ふぅやれやれ。なんだってこんなに重たいのか・・」
ターリが深くため息をつき、愛用する鎌を恨めし気に見る。
「ん・・MP回復してる?」
リュウが自分の手をみつめて不思議そうにした。
「ああ、りふれありました。いやー、あせっちゃって」
「メビさん。まだ酔ってるのかよ」
「だからあせってたんですって! 今はちょっと落ち着きました。真ん中奥にいるのがボスですかね・・護衛っぽいのが二体か・・」
こそこそと見つからないように一番奥にあった広場を覗き込んでメビウスは判断する。
「護衛二体を私とスラグがひきつけよう。カイル・クリエル・ターリは集中してボスを。リュウは三人の補助を」
「了解」
メビウスの指示に従い。スラグとメビウスはお互いが担当する護衛に魔法をぶつける。
いよいよ戦闘開始である。
ボスの気を引くために、スラグの「挑発」がはいり、クリエルの気功弾もはいる。
「こいつ魔法使ってきやがる!」
「サイレスはいりませんっ。気合いで!」
ほどなくして、それは始まったのである。

『我ノ 魂ナル モノ カエセ』

「なに・・?」
声がした。したと同時に、最初にいたのとは別にスケルトンが沸き始めた。
「なんだ!」
クリエルが慌てて、その雑魚の殲滅に向かうが、たおせば倒すほどに一体・また一体と増えていく。
「くりさん! 雑魚はいい、ボスを!」
「MPがもたねぇよ! 脱出を考えたほうがよくないか?!」

『我ノ 魂ナル モノ カエセ』

『我ノ 魂ナル モノ カエセ』

『我ノ 魂ナル モノ カエセ』

この声に合わせて、どんどんスケルトンが増えていく。
「リュウ! 一人だけでも脱出しろ! こちらはかまわなくていい! いそげ!」
メビウスが叫ぶように命令する。
テレポなどを唱えていては、自分もまにあわなくなると判断したリュウはダメもとで入ってきた小部屋へ向かう。と、先ほどまでなにもなかった中央の丸い場所が
うすぼんやりと光っているのに気が付いた。そこを調べてみると体が吸い込まれ、気が付くとフェ・インに戻っていたのである。
「ぐっ・・すま・・ん・・」
「くりさん! スラグ!」
「めびさん・・すまんね・・」
「ターリ!!」
「ちぃっ・・ここま・・でか・・」
中にいる者たちの声だけが、リュウのもとに届く。
「ごめん みんな・・ごめんっ」
「報告は・・まかせましたよ・・」
それがメビウスからの最後の言葉だった。
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by ryo0610hi | 2010-11-24 14:20 | サンドリア編